昭和のいる・こいるの現在と訃報の真相|伝説の話芸と知られざる絆

昭和のいる・こいるの現在と訃報の真相|伝説の話芸と知られざる絆

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昭和のいる・こいるの代名詞といえば、誰しもが思い浮かべるのがあのフレーズです。

「そうなんすよ、まったく!」「ヘーヘーホーホー」「はいはいはいはい!」「しょうがねえやな!」

のいる師匠が「うちの近所にさ、変わった犬がいてね」と話し始めた瞬間、こいる師匠が食い気味に「ヘーヘーホーホー、犬ね! 犬はいいよ、ワンワン鳴くからね、まったく!」と体を激しく揺らしながら割り込む。のいる師匠が「まだ何も喋ってないだろ!」と呆れ顔で突っ込むと、こいる師匠は「いいのいいの、分かってるから!」と手をひらひらさせる――。

一見、台本など存在しない完全なアドリブ、あるいは居酒屋の酔客の世間話にしか見えないこの掛け合いですが、その実態は0.1秒単位で制御された究極の音楽的セッションでした。当時の関係者や演芸評論家の証言によると、二人は若手時代、きっちりとした筋立ての漫才を演じていたものの、「どこか客席と距離がある」と悩んでいた時期がありました。ある日、舞台上でこいる師匠がのいる師匠の話を半分聞き流すようなアドリブの相槌を入れたところ、客席が異常な沸き立ち方を見せたといいます。

そこから二人は、相手の話をあえて「聞かない」「流す」「肯定しすぎる」という独特のグルーヴを徹底的に研究。こいる師匠の放つ「ヘーヘーホーホー」のイントネーション、手を上下に振る視覚的な牽引、そしてのいる師匠が絶妙なタイミングで放つ乾いたツッコミ。緻密な土台があるからこそ、どれほど脱線しても破綻せず、客席を巻き込む爆発的なグルーヴを生み出すことができたのです。

斉藤 蓮
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斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。