一方で、この言葉の再燃に対して慎重な姿勢を示す専門家も少なくない。昭和の「恋のABC」には、男性主導の性愛観や「Bまで進んだのだからCも当然」といった、一方的な押し付けを肯定する危うさが含まれていたからだ。
2026年の恋愛シーンにおいて最も重視されるのは、明確な「性的同意(Active Consent)」である。相手の意思を置き去りにして無理に次の段階へ進もうとする行為は、即座に信頼を失い、法的・社会的なリスクを招く。言葉遊びとして楽しむ分には害がないものの、相手の意思を無視した「段階の押し付け」は決して容認されないという共通認識は、以前にも増して強まっている。