長渕剛と志穂美悦子の出会いは1980年代に遡る。激しい情熱とブレない美学を持つ長渕に対し、志穂美は常に最大の理解者であり、力強いパートナーであり続けた。子育てが一段落したのち、長女で女優の長渕文音をはじめとする子どもたちもそれぞれの道で自立を果たしたことで、夫婦のあり方にも大きな変化が訪れた。
志穂美は近年、フラワーアーティストとしての活動を本格化させ、海外での作品発表や慈善事業など多忙な日々を送っている。互いに自己の領域を極めようとする姿勢が、長年続いた「夫を陰で支える妻」という固定的な役割分担からの脱却を促したと言える。長年の歴史があるからこそ、単純な復縁や破局といった二者択一では語れない複雑な信頼の形が存在する。