近代に入り、大日本帝国海軍史上最大の艨艟として建造された戦艦大和には、艦内の守護神として当社の分霊が厳かに奉斎された。艦名が旧国名「大和」に由来することから、その守護をこの古社に求めたのは極めて自然な帰結であったといえる。艦内神社には神鏡が安置され、乗組員たちは出撃の前、祖国への最後の祈りをその鏡へと捧げた。
戦後60年の節目に公開された映画『男たちの大和/YAMATO』が国民的ヒットを記録して以降、スクリーンを通じて語り継がれた若き兵士たちの葛藤と純粋な祈りは、多くの人々の記憶に刻み直された。銀幕が描いたあの壮絶な航跡の原点がどこにあったのかを確かめるべく、映画の余韻を胸に現地を訪れる足跡は途絶えることがない。