世界中で愛されていたアプリが突然姿を消した理由は、親会社であるSnap Inc.の厳しい経営環境にある。世界的な景気後退やデジタル広告市場の冷え込みが直撃し、同社は大規模なコスト削減と事業の選択と集中を迫られた。
Snap Inc.の最高経営責任者(CEO)であるEvan Spiegel(エヴァン・シュピーゲル)は、主力のSnapchat事業および自社のコア成長領域にリソースを集約する方針を打ち出した。莫大なサーバー維持費と運用コストがかかるZenlyは、独立した収益化の目途が立ちにくいと判断され、削減対象となったのが事態の真相だ。圧倒的なユーザー数を誇りながらも、無料提供を前提としたビジネスモデルの難しさが浮き彫りになった格好である。