2010年代初頭、巨大な店舗に山積みされた衣服と低価格で一世を風靡した同ブランドだが、そのビジネスモデルは限界を迎えていた。トレンドの移り変わりは早すぎ、売れ残った服の破棄は社会問題化。消費者の意識変化に取り残された結果としての日本撤退だった。
しかし2026年現在の店舗を訪れると、当時の面影は良い意味で影を潜めている。店頭に並ぶアイテム数は精選され、売り場にはゆとりがある。素材感を確認しながらじっくり選べる空間づくりが徹底されており、環境に配慮したリサイクル素材の使用率も飛躍的に向上した。過去の失敗を教訓にした徹底的な意識改革が、ブランドイメージの刷新に直結している。