名古屋駅桜通口の目の前にそびえる大名古屋ビルヂング2階において、ひときわ開放的でリラックスした空気を放ってきたのが「YURT(ユルト)」です。同店をプロデュースするのは、「PEANUTS Cafe」や数々の高感度カフェを手がける神戸発のクリエイティブ集団「株式会社ポトマック」。同社が掲げるコンセプト「LOCAL & GLOBAL」を体現し、アメリカ西海岸の海辺に佇むテント小屋をイメージした空間設計が、多くの来訪者の心を掴んできました。
名駅周辺の飲食店街は、ビジネスパーソン向けの居酒屋やスピード重視のチェーン店、あるいは格式高い高級ダイニングに二極化しやすい傾向があります。そのなかにあって、YURTは「上質でありながら肩肘を張らないサードプレイス(居心地のよい第3の場所)」という空白地帯を鮮やかに埋めました。無垢材の温もりを感じるウッドデッキ調のフロアと、緑をあしらったインテリア、そして自然光が差し込む大きな窓際席は、過密な都市部において貴重な心理的解放感をもたらしています。
さらに、単なる「おしゃれカフェ」にとどまらない骨太なメニュー開発が人気を確固たるものにしました。素材の持ち味を活かした西海岸コンフォートフードをベースに、ボリューム満点のデリプレートや自家製BBQ料理、そして注文ごとにパティシエがメレンゲを立てて焼き上げるパンケーキなど、見た目の華やかさと本格的な味わいが共存しています。「日常の延長線上にある小さな非日常」をワンストップで体感できる場所として、口コミが広がり続けています。