再始動において最も注目を集めているのが、新たなチームを率いる指導陣の人事だ。かつて甲子園を席巻した桑田真澄氏や清原和博氏に代表される黄金期のOBたちが、直接的・間接的に新体制のバックアップへ動いている。伝統的な「勝負強さ」や「土壇場での集中力」といった精神的遺伝子を受け継ぎつつも、科学的トレーニングとデータを駆使した最先端の指導メソッドが導入される見込みだ。
新監督には、厳しい上下関係に依存しない対話型の指導を行える若手実力派が取り沙汰されている。根性論が支配していた昭和・平成のスタイルから脱却し、個々の自主性を引き出す育成モデルへと転換することが、PL学園硬式野球部が示すべき新たな答えなのだろう。レジェンドたちが築いた輝かしい歴史の光と影を正視し、新たな球譜を刻む準備が整いつつある。