ここで一度、本作の原点に目を向けてみたい。台湾屈指の開発会社であるUSERJOY Technologyは、妥協のない世界観構築と中毒性の高いゲームシステムで知られている。同社を率いてきた劉昭辰氏は、単なる流行の追従ではなく「プレイヤーが自らの足で冒険し、コミュニティを形成する喜び」を徹底して追求してきた人物だ。
当時の開発現場では、クラスチェンジの自由度とゲームバランスの調整を巡り、連日徹夜の議論が交わされていたという。プレイヤーが複数の職業を自由に行き来し、自分だけのスキル構成を作り出すシステムは、彼の強いこだわりから生まれたものだ。開発陣が注ぎ込んだ情熱の熱量は、サービス終了から年月が経過した現在でも色あせることはない。