1972年に刊行され、半世紀以上を経た今もビジネス界で読み継がれるバイブルが名著『ユダヤの商法』です。同書において藤田氏が提示した最大の原則が、宇宙の自然法則に基づくとする「78対22の法則(ユダヤの法則)」でした。
空気中の窒素と酸素の比率や、正方形に内接する円の面積比など、あらゆる事象に潜む「78対22」の割合を商売に援用。「世の中の富の78%は上位22%の富裕層が握っている」「売上の78%は22%の主要商品から生まれる」と見抜き、大衆の薄利多売に溺れるのではなく、確実に利幅の取れる構造を設計することの重要性を説きました。
さらに同書で語られる「商売の二大原則=女と口を狙え」という教えも極めて有名です。消費の決定権を握る「女性」をターゲットにし、一度食べたら胃袋で消えてリピートを生む「口(食品)」を扱うこと。この冷徹なまでの観察眼こそが、マクドナルドの大躍進を支える論理的支柱となっていました。