東京都の西部に位置する国立市。学園都市としての気品と緑豊かな景観が広がるこの街の閑静な一角に、三浦夫妻の住まいはある。白を基調とした南欧風の瀟洒な外観、美しく整えられた植栽、そしてプライバシーに配慮された重厚な門扉。昭和の終わりから平成、令和へと移り変わるなかで、この場所は幾度となく時代を見守ってきた。
新婚当初からメディアの過剰な取材攻勢に晒され、門前には連日カメラマンが張り付いていた時代もあった。しかし夫妻は逃げ隠れすることなく、近隣住民への配慮を怠らず、地域の一員として実直に溶け込む道を選んだ。ゴミ出しや町内会の清掃、PTA活動に至るまで、特別扱いを求めずに暮らす姿勢はやがて周囲の深い信頼を生んだ。現在、その邸宅を取り巻く空気は穏やかそのものであり、かつての狂騒が嘘のように静謐な佇まいを保っている。