当時のゲームセンターを支えたアミューズメント産業の視点からも、この現象は非常に興味深い。当時アトラスなどの開発元が提供していたプリクラ機の落書き機能は、若者が言葉と言葉、感情と画像を組み合わせる最初の体験空間だった。
現在、平成レトロブームの加速とともに、当時の落書きスタンプや画質を再現したプリクラ機が再びゲーセンに登場している。デジタルネイティブたちが再現しようとしているのは、単なるノスタルジーではない。限られた機能の中で知恵を絞り、一瞬のテンションを画像に刻み込んだ、あの時代の「青くさい熱量」そのものなのだ。