ネット検索で「斉藤さん」と入力するユーザーの多くが、実は2人の異なるトップ芸人の間で混乱を起こしている。一方は、かつてトリオの絶対的エースとして君臨した斉藤慎二。もう一方は、「斎藤さんだぞ」の決め台詞で一世を風靡したトレンディエンジェルの斎藤司だ。同姓であり、共に強烈なインパクトを持つキャラクターであることから、ライトな視聴者層の間で混同が生じやすい土壌があった。
しかし、両者が歩んできた芸道と現在地は完全に異なる。斉藤慎二が憑依型の熱量と緻密な演技力でコントの世界を牽引してきたのに対し、斎藤司は天性のポップさと華やかなワードセンスを武器にバラエティやミュージカル界へ進出した。片やスキャンダルによってキャリアの岐路に立たされ、片や着実に芸の幅を広げている。この鮮烈な対比こそが、検索窓に「斉藤」の文字を打ち込ませる最大の要因となっている。