ストレッチにはそれぞれ明確な役割があり、どちらか一方が完全に悪というわけではありません。最大のポイントは「行うタイミングと目的の不一致」をなくすことにあります。
動的ストレッチの主目的は「覚醒と準備」です。心拍数を穏やかに引き上げ、交感神経を優位にして運動に適した状態を作り出します。そのため、ウォーミングアップや朝の目覚ましとして取り入れるのが最適です。
対する静的ストレッチの目的は「筋緊張の緩和とリラクゼーション」です。副交感神経を優位にして血圧を安定させ、硬くなった筋肉を元の長さに戻す働きがあります。したがって、運動後のクールダウンやお風呂上がり、就寝前に実践することで、疲労回復や安眠のサポートとして絶大な効果を発揮します。運動前は動的、運動後は静的という明確な使い分けがコンディショニングの基本です。