2010年代半ばを境に、彼の露出は次第に減少していった。表立った俳優活動の休止について、当初は体調面や個人的な事情が囁かれたものの、その真相は「表現者から支える側への明確なシフト」だった。
かつてベテラン俳優らを擁した老舗の今井事務所に所属していた経験などを経て、彼はエンターテインメントの構造を現場の内側から見つめ直す機会を得た。現場でスタッフが流す汗、役者が実力を100%発揮できる環境づくりの重要性。それらを痛感した柏原は、自らカメラの前に立つことへの執着を手放し、プロのマネージャーとして芸能界の現場へと復帰する決断を下す。