話題沸騰中の 元祖二刀流・関根潤三の真実|名将が遺した令和に通じる育成論と球界秘話について、詳しいまとめをご紹介しています。
現代でこそ「二刀流」という概念は広く浸透していますが、分業制が確立されつつあった昭和のプロ野球において、投打両面で規定打席や規定投球回に迫る数字を残した関根潤三の功績は異次元と言えます。投手として通算65勝を挙げ、打者として通算1137安打・109本塁打を記録した実績は、NPB単独の記録として現在も並ぶ者がいません。
項目・カテゴリー関根潤三の公式通算成績当時の球界平均・基準値編集部の見解・歴史的評価投手成績(登板・勝利)244試合 65勝116敗 防御率3.43防御率3.80前後(パ・リーグ平均)黎明期弱小球団の屋台骨を支えたエース級の防御率。打者成績(安打・本塁打)1418試合 1137安打 109本塁打通算500〜800安打(主力打者基準)30歳前後の本格転向から1000安打・100発到達は驚異的。通算打率・出塁率打率.279 出塁率.337打率.250前後(当時の標準打率)巧みなバットコントロールと選球眼の高さを示す高打率。オールスター選出計5回(投手1回、外野手4回)単一ポジションでの選出が通常史上初となる「両ポジションでの球宴ファン投票選出」。
関根のプレースタイルは、力任せではなく投手の配球を読み切るインサイドワークと、しなやかな身体操作に裏打ちされていました。投手としての打者心理の熟知が打撃に生かされ、打者としての経験が投球術に還元されるという、まさに現代の二刀流アスリートが体現するシナジー効果を、半世紀以上も前に自らの体で証明していたのです。