神宮前交差点の南西角に位置する原宿八角館ビルは、八角形をモチーフにした幾何学的で個性的な建築美を誇る商業ビルです。1980年代から1990年代にかけての原宿ストリートファッション全盛期、そして2000年代初頭の裏原ブームの時代を通じて、常に街の定点観測地として親しまれてきました。
特に多くの人々の記憶に刻まれているのが、イタリアの世界的アパレルブランド「ベネトン(United Colors of Benetton)」のメガストアが入居していた時代です。ビルのガラスファサード全体を使った鮮烈なビジュアル広告やライトアップは、待ち合わせ場所の定番として多くの若者やクリエイターに愛されました。
その後もカフェやアパレルショップが入れ替わりながら時代ごとの流行を映し出し、単なる商業施設にとどまらない「原宿の顔」としての歴史を刻んできたのです。