引退から約3年が経過した2014年、彼女は本名である「松野井雅」への改名を発表し、芸能界への電撃復帰を果たしました。過去の絶大な知名度を誇る「原紗央莉」というビッグネームをあえて封印した理由について、本人は「作られたキャラクターではなく、自分自身の足で一から表現者として生きていくため」と語っています。
復帰後のキャリアを決定づけたのが、雨宮慶太監督による大人気特撮シリーズ『牙狼〈GARO〉 -GOLD STORM- 翔』における魔導坂の女導師・アミリ役への抜擢でした。冷徹さと妖艶さ、そして切れ味鋭いアクションを見事に体現し、特撮ファンや批評家から絶賛を浴びました。
かつての肩書に頼ることなく、徹底した役作りと確かな演技力でオーディションを勝ち抜いた彼女の姿は、業界内での評価を劇的に塗り替えました。単なる話題先行の復帰ではなく、骨太な表現者としての再スタートを証明した瞬間でした。