階段を上り詰めて本殿に参拝しただけで満足して帰ってしまうのは、あまりにももったいない。本殿の傍らに湧き出る「霊狐泉(れいこせん)」は、古くから神聖な水源として尊ばれてきた。どんな日照りでも枯れることがないと伝えられるこの湧き水は、心の浄化と運気アップをもたらす隠れたパワースポットとして知られる。
さらに本殿の背後に回り込むと、苔むした古い石祠や、かつて狐が住み着いていたとされる「狐穴」がひっそりと残されている。そこには無数の小さな白狐像が並び、静寂の中にただならぬ霊気が漂う。佐助の谷戸が持つ本来の信仰の深さに触れられる、最も神聖なエリアだ。