2001年の離婚発表時、メディアはこぞって「すれ違い」や「価値観の相違」を書き立てた。しかし、四半世紀が経過した今だからこそ見えてくる真実がある。それは、お互いが表現者として、また一人の人間として、互いの人生を尊重した結果の「前向きな決断」だったということだ。
束縛し合う関係ではなく、それぞれが己の道を極めるための解放。言葉にすれば簡単だが、それを実行に移すには並大抵ではない覚悟が必要だったはずだ。泥沼の愛憎劇に陥ることなく、静かに幕を引いたその引き際の美しさが、現在の二人の良好な関係の基礎を作ったと言えるだろう。