いざ着付ける際、鏡を見ながらでも瞬時に正誤を判別できる「絶対に忘れない3つの確認テクニック」を紹介します。
1. 「懐(ふところ)に右手がスッと入るか」で覚える(最も確実)
着付けを終えた状態で、自分の右手を胸元に差し入れてみてください。右手側の手のひらが、胸の間にスムーズに滑り込む状態になっていれば大正解です。武士が右利きで懐から刀や懐紙、扇子を取り出しやすい構造になっていた名残でもあります。逆に左手を入れないと入らない状態は「左前」になっている決定的な証拠です。
2. 鏡を見て「アルファベットの小文字のy」になっているか確認
正面から鏡を見たとき、襟元の重なりがアルファベットの「小文字のy」に見えているかを確認します。左身頃が斜めに長く伸びて右身頃の上に被さるため、交差部分が「y」の筆順と同じ形状を描きます。もしも大文字の「Y」や逆向きに見える場合は、合わせが逆になっている危険があります。
3. 「自分から見て『右が最初、左があと』」のリズム
羽織った後、両手で身頃を持ち、「右をペタッ(先)、左をペタッ(後)」と声に出しながら合わせる方法です。右手が先、左手が上という動作順序を身体で覚えることで、迷いが生じなくなります。