日本のフィギュアスケート界において、170cmを超える長い手足を武器にした羽生結弦のようなスケーターと対峙する中で、宇野昌磨は自らの身体的特徴を強みへと昇華させてきた。特に衣装デザインにおける工夫は目を見張るものがある。
ハイウエストの切り替えライン、脚長効果を狙ったパンツとスケート靴の一体感のある色使い、首元をすっきりと見せるネックラインのカッティングなど、視線を上へと誘導する工夫が凝らされている。さらに、上半身のしなやかな動きと大きく広げるアームワークにより、空間全体を包み込むような視覚的トリックを完璧に成立させているのだ。