かつては「ゴールデンウィーク前後に冬布団をしまう」というのが日本の年中行事の定石だった。だが2026年の気候データを見れば、その目安がもはや通用しないことは明白だ。3月に夏日を記録したかと思えば、4月半ばに真冬並みの寒気が吹き戻す。この乱高下に惑わされ、片付けのタイミングを逸してしまう人が激増している。
判断基準は暦ではない。湿度が安定し、晴天が3日以上続いた「からりとした平日の午前中」だ。雨上がりの翌日や湿度が70%を超えるような日に慌てて収納袋へ押し込めば、繊維の隙間に潜む湿気ごと密閉することになる。カビとダニに「どうぞ繁殖してください」とお膳立てしているようなものだ。