彼の名前が事件記者たちの間で特筆されるのは、これが初めてではない。かつて社会を震撼させた未公開株を巡る恐喝未遂事件での有罪判決など、度重なる刑事トラブルが常に尾を引いている。
昭和から平成にかけて、羽賀研二という男は「希代のプレイボーイ」として芸能界の頂点近くに君臨していた。タレントの梅宮アンナとの熱愛と破局、そして「誠意」という言葉を連発した記者会見の記憶は、今なお人々の脳裏に焼き付いている。しかし、華やかな女性遍歴の裏で繰り広げられていたのは、背伸びをし続けた男の足元から崩れ去る金銭的破綻のドラマだった。