少年院を出所した一虎は、謎の組織「芭流覇羅」のNo.3として裏社会に復帰し、東京卍會との全面戦争「血のハロウィン」(2005年10月31日)を引き起こします。首元に刻まれた虎のタトゥーと耳元で鳴る鈴のピアスは、彼が抱える威嚇と孤独の象徴でした。
抗争の最中、一虎は自らを救おうと潜入していた無二の親友・場地圭介を刃物で刺傷。激昂したマイキーによって一虎は撲殺寸前まで追い詰められます。しかし、致命傷を負った場地は自らの腹部をナイフで刺し、「一虎はお前(マイキー)のために真一郎くんを殺したんじゃない」「一虎を責めるな」と言い遺して絶命しました。この命懸けの自己犠牲によって、一虎は自らが作り出した妄想の殻を打ち砕かれ、自らの犯した罪の現実と直面することになります。
ネット上の一部では「一虎はマイキーに殴り殺されたのでは」という生存・死亡説の噂が飛び交いましたが、実際には警察のサイレンが鳴り響く中、一虎は逃げることなく現場に残り、場地の遺体に寄り添って再度の逮捕を受け入れました。「マイキーに許されなくても、俺は一生背負って生きていく」という決意は、彼が初めて自立した人間として踏み出した贖罪の第一歩でした。