彼の手腕が遺憾なく発揮されたのが、自ら主宰するプロダクション「U3 Music」の設立と運営だ。メジャーレーベルとの対等なパートナーシップを築き上げ、アーティストのクリエイティブな自由度を徹底的に防衛する戦略は、当時の音楽プロダクション業界に大きなパラダイムシフトを引き起こした。
アーティストの権利を守り、長期的なキャリア設計を優先するこの姿勢は、移り変わりの激しいエンターテインメント界において極めて異例かつ先導的であった。ビジネスの現場においても、妥協なきリアリズムと表現者への深い敬意を両立させ続けてきた。