「愛のない結婚はすぐ冷めて破局する」という世間の先入観は、実際のデータによって大きく裏切られる。日本で唯一の友情結婚専門相談所を展開する株式会社カラーズの代表・小嶋ひろみ氏によると、同社を通じて成立したカップルの追跡データには明確な傾向が出ているという。
厚生労働省が発表する人口動態統計や国立社会保障・人口問題研究所の各種調査では、一般的な婚姻における離婚率はおよそ3組に1組(約30〜35%)と試算されている。これに対し、カラーズが蓄積した成婚カップルのデータを紐解くと、入念な事前協議を経て結ばれた友情結婚の離婚率は、一般的な婚姻率と比較しても際立って低い水準を維持しているのだ。
小嶋ひろみ氏は「恋愛結婚では感情のフィルターがかかり、金銭感覚や家事分担、将来設計といった生活の現実から目を背けてしまいがちです。一方で友情結婚を選ぶ方々は、最初から生活のルールやリスクをドライに協議した上で籍を入れるため、結婚後の不一致やギャップが極めて少ないのです」と明かす。