有村架純という名前が一夜にしてお茶の間に浸透した瞬間といえば、2013年に放送されたNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』をおいて他にない。小泉今日子演じる天野春子の若かりし頃という極めて重要な役どころに抜擢された彼女は、80年代のアイドルを象徴する聖子ちゃんカットを完璧に着こなし、鮮烈なインパクトを残した。
劇中での登場シーンは決して長いものではなかった。それにもかかわらず、画面に映った瞬間に漂う圧倒的なノスタルジーと愛らしさは、視聴者の視線を釘付けにした。放送直後から検索エンジンの急上昇ワードを席巻。「あの昭和のアイドル風の美少女は誰だ」と日本中で話題となり、彼女の才能は一気に全国区へと解き放たれることとなった。