身近な人から「優しすぎる」と心配される擁護者ですが、その根底には卓越した記憶力と鋭い観察眼があります。相手が過去に話した些細な好みや体調の異変を正確に記憶し、相手が言葉にする前に先回りして手を差し伸べる行動様式が、周囲に深い安心感を与えています。
しかし、ネット掲示板やSNSでは「擁護者は怒ると一番怖い」「急に無視された」という証言が後を絶ちません。日頃温厚な擁護者が周囲を震撼させる背景には、心理学でいう「ドアスラム(心の扉を突然ピシャリと閉ざす現象)」が存在します。
擁護者は不満や理不尽を感じても、その場で感情を爆発させることが滅多にありません。「自分が我慢すれば場が丸く収まる」と内面にストレスを蓄積し続けます。相手に対する警告を心の中で静かに出し続け、その許容量のゲージが100%に達した瞬間、怒鳴り散らすのではなく「完全な無関心と人間関係の遮断」を選択します。昨日まで献身的に尽くしてくれていた相手が、突然目も合わさず他人のように接してくるため、周囲は「理由も分からず激怒された」と強い恐怖を覚えるのです。