ネット上で万単位のリポストを記録し、タイムラインを沸かせた英語テストの珍回答。その多くは、生徒たちが限られた試験時間の中で必死に記憶をたぐり寄せ、独自の論理で導き出した結果として誕生しています。
代表的な事例として知られるのが、基礎的な構文の直訳事故です。例えば「I have two pens.」という極めて初歩的な英文に対し、「私には2つの刑務所(penitentiaryからの誤認)がある」や「私の手には2本のペンが刺さっている」といった、過剰にサスペンス調な情景を描写してしまうケースが挙げられます。また、「Look at the picture.(その絵を見なさい)」を「写真を凝視せよ、さもなくば……」と緊迫感あふれる命令形に訳出するなど、中学生特有のドラマチックな世界観が答案に投影される例は枚挙にいとまがありません。
さらに、高校生の答案で見られるのが、熟語や多義語の高度な取り違えです。「He broke the record.(彼は記録を破った)」という文を、物理的な破壊と解釈して「彼はレコード盤を粉砕した」と訳したり、「take care of ~(〜の世話をする)」を直訳して「〜の注意を強奪する」と回答したりするパターンです。これらは単語帳の字面だけを暗記し、実際の使われ方と結びついていないことから生じる典型的な珍解答といえます。
SNS上では、これらの答案用紙を写した爆笑画像とともに、「夜中に見て腹筋が崩壊した」「ここまでの想像力はもはや才能」といったネットの反応が多数寄せられ、時代を超えて共有される定番コンテンツとなっています。