総務事務次官を退任後、俊氏の次なる舞台となったのが、広告業界の世界的巨頭である株式会社電通グループだった。2018年に顧問として招き入れられると、翌年には取締役、そして最高執行責任者(COO)を支える副社長(執行役員兼代表取締役)へと異例のスピードで着任した。
通信行政の専門家としての知見を活かし、同社におけるガバナンス体制の強化や、グローバル市場におけるデジタル変革の推進に尽力。巨大企業が直面する変革の時代において、行政で培った高い倫理観と組織管理能力を発揮し、政財界に改めてその強烈な存在感を示した。退任に至るまで、日本のビジネス界におけるキーマンとして君臨し続けた。