全3スクリーン、各80〜100席前後の程よいスケール感。これが館内を巡る第一印象だ。大ヒット爆発中のメガヒット作を何十回も回すメガシアターとは趣が異なる。世界中の映画祭で賞賛を浴びた単館系ドキュメンタリー、尖った感性が光る新進気鋭監督の長編デビュー作、あるいは往年の傑作デジタルリマスター版などが、日替わりでスクリーンを彩る。
作品選びの基準には、観客の知的好奇心を刺激する明確な美学が存在する。「次は何を観せてくれるのか」という期待感を抱かせ続けるプログラミングこそ、リピーターが絶えない最大の理由だ。