かつてニンテンドーDSで彗星のごとく登場した『レイトン教授と不思議な町』は、当時のアドベンチャーゲームの概念を根本から覆した。本作の企画・開発を率いた株式会社レベルファイブの代表・日野晃博氏が着眼したのは、昭和から平成にかけてベストセラーとなった多湖輝氏の著書『頭の体操』である。
この名作書籍のDNAを継承し、洗練されたストーリーと融合させたことで、独自の「ナゾトキ・アドベンチャー」というジャンルが確立された。単に画面をクリックするだけの従来型アドベンチャーゲームとは一線を画し、プレイヤー自らが頭を悩ませる思考力パズルを前面に押し出した戦略が、世界的なヒットへと繋がったのだ。