東広島が映画の街として全国的な知名度を得る決定的な契機となったのが、2018年公開の『恋のしずく』だ。元AKB48の女優・川栄李奈が主演を務めた本作は、伝統ある酒造りをテーマにした心温まるヒューマンドラマとして大きな話題を呼んだ。
制作の舞台裏には、地元有志による「東広島映画制作実行委員会」の存在があった。ロケ地の選定からエキストラの配給、現場のまかない給食に至るまで全面的なバックアップを敢行。地域一体となった熱量がスクリーンに結実し、単なる観光PRの域を超えた本格派の地方創生映画として今なお語り継がれている。