乙武洋匡氏の実家の家族構成は、父親、母親、そして乙武氏本人の3人家族です。東京都世田谷区で生まれ育った乙武氏は、愛情深い両親のもとで何不自由のない幼少期を過ごしました。
父親は建築関係の仕事に従事し、物静かでありながら芯の強い人物でした。一方、母親は非常に明るくポジティブで、どんな困難にもユーモアと行動力で立ち向かう女性です。
1976年に乙武氏が「先天性四肢切断」という両手両足がない状態で生まれた際、父親は母親の精神的ショックを心配し、生後約1ヶ月間は対面を控えさせました。そして迎えた最初の対面時、母親が放った第一声は周囲の不安を一瞬で吹き飛ばすものでした。
「あら、かわいい」
悲嘆に暮れるどころか、我が子への純粋な愛おしさを口にした母親のこの言葉は、自著『五体不満足』でも象徴的なエピソードとして語り継がれています。両親の屈託のない愛情こそが、乙武氏の自己肯定感の強固な土台となりました。