メディアの報道姿勢も変わりつつある。NHK政治マガジンをはじめとするメディアの詳細なインサイドレポートは、政策決定の舞台裏で繰り広げられる静かな摩擦を克明に描き出す。予算編成や税制改正の現場で、誰が発言し、誰の意見が黙殺されたのか。政策が作られる過程そのものが検証の対象となっている。
かつては「女性政策」という限定された枠組みに押し込められがちだった女性議員の役割は、いまや経済安全保障から財政政策、エネルギー戦略に至るあらゆる領域へ拡張している。旧来の年功序列と男性ネットワークに頼る政策決定は、変化のスピードが加速する現代の危機管理において明らかに機能不全を起こしている。現場の危機感が、旧弊を打破する原動力だ。