当時の音楽シーンを振り返ると、その偉業がいかに規格外であったかがよくわかる。日本クラウンからメジャーリリースされた『Lifetime Respect』は、オリコン週間シングルチャートで堂々の1位を獲得。これはジャパニーズ・レゲエというジャンルにおいて、史上初の快挙だった。
当時のJ-POP全盛期において、メインストリームとは一線を画すレゲエサウンドがチャートの頂点に立つことは、音楽業界の常識を根底から覆す出来事だった。アンダーグラウンドで培われた本物のレゲエ文化が、三木道三のメロディアスな日本語詞によって一気に全国区へと花開いた瞬間である。