世界最高峰の映画の殿堂、カンヌ国際映画祭。その特別招待作品として選出された際、現地のプレスルームには驚きと戸惑いが交錯した。アジアン・アンダーグラウンドの神髄を捉えた独立系作品が、最高峰の芸術映画と同じスクリーンで上映されるという事実自体が、大きな事件だったからだ。
上映後、各国のジャーナリストやプロデューサー陣からは称賛の嵐が巻き起こった。妥協のない映像制作が生み出した映像美とリアリティは、世界のアートハウス系映画に強い衝撃を与えた。単なるスキャンダラスな暴露ものではなく、上質なドキュメンタリーとして昇華された功績は大きい。