楽曲のヒットから数年後、この世界観は映像メディアへと波及する。TBSテレビが主導した映画『ハナミズキ』のプロジェクトだ。新垣結衣と生田斗真が主演を務めたこの恋愛映画は、北海道、東京、ニューヨーク、カナダを舞台に、遠距離恋愛に揺れる男女の10年間に及ぶ純愛を描き出し、興行収入30億円を超える大ヒットを記録した。
TBSテレビによる立体的なクロスメディア展開と、新垣結衣・生田斗真が見せたリアルな演技の掛け合わせは、若者層へ楽曲の魅力を再浸透させる決定打となった。単なる主題歌にとどまらず、映画のストーリー自体が楽曲の歌詞から着想を得て構築されたという点で、音楽業界と映画界が理想的なシナジーを発揮した稀有な事例といえる。