本名の工藤正博から「一木ひろし」という芸名を選んだ背景には、明確な計算がある。五木ひろしの「木」の字を受け継ぎながら、数字の「一」を加えることで「ナンバーワンの五木ひろし芸人」という意味を暗示させた。AB型という血液型が示す二面性は、彼の芸風そのものだ。舞台上では五木ひろしになりきり、舞台を降りれば千葉生まれの工藤正博に戻る。
176cmの身長、70kgの体重は、本家・五木ひろしとの体格差をほぼ感じさせない絶妙なバランス。この物理的な類似性が、視覚的な説得力を生み出している。そっくり芸において、声や仕草だけでなく、体型までが武器となる稀有な例だ。