伊丹十三賞は、デザイナー、俳優、エッセイスト、雑誌編集長、テレビプロデューサー、そして映画監督と、幾多の分野で規格外の才能を発揮した伊丹十三の遺業を記念して創設された文化賞です。毎年「伊丹十三が引き継いでほしいと感じるような、鋭い感性と多才な表現力を持つ人物」へ贈られます。
第9回を迎えた2017年、受賞者として名前が挙がったのが星野源でした。贈賞理由は「音楽、エッセイ、演技のジャンルを縦横無尽に横断し、それぞれの分野で独自の表現世界を確立したこと」です。
当時、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の爆発的ヒットや主題歌『恋』の社会現象、さらにはエッセイ集『いのちの車窓から』の刊行など、あらゆるカルチャーシーンの中心に星野源がいました。単に複数の仕事をこなすだけでなく、どのジャンルにおいても妥協のないプロフェッショナリズムを発揮している点が、選考において極めて高く評価された要因です。