近年の児嶋都に対するネットの反応を追うと、当時リアルタイムで誌面を追っていた世代のノスタルジーにとどまらず、10代〜20代の若い世代がSNS経由でその魅力に惹きつけられている現象が確認できます。
X(旧Twitter)やレビューサイトでは、以下のような声が数多く寄せられています。
- 「幼少期に読んで眠れなくなったミヨちゃんの恐怖が忘れられない。今読み返すと絵の圧倒的な上手さに驚く」
- 「美少女の描き分けと、グロテスクなシーンのコントラストが芸術的。現代のホラーにはない品格がある」
- 「人形作品をギャラリーで見たが、漫画の世界から抜け出してきたような存在感に息をのんだ」
CGやデジタル作画が主流となった現代において、定規とペン、スクリーントーンを駆使して描き込まれた濃密な画面構成は、唯一無二のオーラを放っています。昭和末期〜平成初期のサブカルチャーが持つ「毒と美」を純粋培養したような作風が、レトロカルチャーブームと共鳴し、確固たる評判を築いています。