二人の表現が最初に交わった記念碑的な作品が、2016年に公開され社会現象となった新海誠監督のアニメーション映画『君の名は。』です。この作品で長澤まさみは、主人公・立花瀧が憧れを抱くアルバイト先の先輩・奥寺ミキ役の声優として参加しました。
一方で野田洋次郎率いるRADWIMPSは、劇伴音楽のすべてと「前前前世」「なんでもないや」をはじめとする主題歌を手掛け、映画の爆発的ヒットを牽引しました。直接的な共演シーンこそアフレコと楽曲制作という異なる形でしたが、作品の世界観を強烈に形作った中心人物として、互いの存在感を強く意識するきっかけとなった作品です。
舞台挨拶や関連イベントなどを通じて顔を合わせる中で、互いの表現力に対する敬意が生まれ、のちの本格的なコラボレーションへとつながる土台がこの時期に築かれました。