一貫して「自分は暴力団員であった事実はない」と主張し続けた木村文男氏だが、最高裁での敗訴決定は、妻である野田聖子氏の政治生命にも波及した。自由民主党内において、野田氏は女性初の首相候補(総裁選出馬候補)として常に名前が挙がる存在であったが、配偶者を巡る法的認定は党内基盤や支持層に複雑な影を落とした。
自民党内部からは、閣僚人事や党役員人事の局面において「配偶者の法的リスクや過去の経歴が政権全体の弱点になりかねない」という懸念の声が度々上がった。野田氏自身は夫を支える姿勢を貫き、公私を分離する姿勢を示し続けてきたが、永田町の権力闘争においてこの問題が足かせとして機能した局面は否定できない。