2000年代初頭、日本の格闘技界は空前のブームに包まれていた。その中心にいたのがボブ・サップだ。K-1の土俵でアーネスト・ホーストを連破した衝撃のデビューから、PRIDEでのアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとの壮絶な死闘まで、彼の戦いは常に人々の脳裏に焼き付いている。
大晦日の風物詩となったK-1 Dynamiteをはじめ、数々のビッグイベントで巨大な存在感を発揮した彼も、時を経てリングを離れ、人生の落ち着いたフェーズを迎えた。総合格闘技業界の第一線で過酷なプレッシャーと戦い続けてきた戦士が今、愛猫との静かな時間の中に安らぎを見出しているというストーリーは、長年彼を追い続けてきたファンにとっても感慨深いものがある。