コード進行がシンプルとはいえ、初心者にとって最初の鬼門となるのが2小節目の「Bm」です。人差し指で2フレット全体をセーハするバレーコードは、ギターを始めて数週間のプレイヤーにとって音が出にくい難関コードです。
ここで挫折しないための裏ワザが、人差し指で全弦を押さえる必要のない「Bm7」または「Bm7(11)」への代用です。通常のBm(x-2-4-4-3-2)の代わりに、5弦2フレット(中指)、4弦開放、3弦2フレット(薬指)、2弦3フレット(小指)、1弦開放といったオープンフォーム(x-2-0-2-3-0)を採用します。このフォームであれば、セーハが不要になるだけでなく、1弦の開放弦(E音)がテンションとして響き、原曲が持つ浮遊感と切なさが強調されます。
また、U-FRET等で閲覧できる「初心者向け簡単コード ver.」の中には、カポなし表記で「Fm Cm C# D# G#」と掲載されているケースがありますが、これはピアノの白鍵・黒鍵配置をそのまま簡易化した表示であり、ギターでカポなし演奏すると難易度が跳ね上がります。ギターで弾く際は、迷わず「Capo 1」をセットしてGメジャーキーのダイアグラムを選択してください。