1990年代半ば、名門・東京大学文学部在学中から知性派タレントとして数々のTV番組やCMに出演し、脚光を浴びていた高田万由子。彼女が1999年に結婚相手として選んだのは、当時クライズラー&カンパニーの解散を経てソロアーティストとして新たな一歩を踏み出したばかりのバイオリニスト・葉加瀬太郎だった。
周囲を驚かせた結婚から四半世紀以上。伝統ある名家の出身でありながら、型にとらわれない自由奔放な音楽家の情熱に惹かれ、彼の一番の理解者であり続ける道を選んだ。単なるタレント活動の継続ではなく、夫の音楽活動をバックアップし、世界へ届けるための環境作りに奔走した姿勢は、当時の芸能界でも異彩を放っていた。