野村昭子さんの私生活を語る上で欠かせないのが、舞台演出家として活躍した夫・増見利晃氏の存在です。二人は演劇界を通じて出会い、1956年に婚姻届を提出しました。
増見氏は劇団の演出などを手掛け、妻である野村さんの女優としての才能を誰よりも高く評価し、陰ながら支え続けました。野村さんもまた、多忙を極める芸能活動の合間を縫って夫を支え、芸能界きっての仲睦まじい夫婦として知られていました。
しかし、2001年に増見氏が肺がんのため享年70で逝去。45年以上にわたる結婚生活に突然の別れが訪れました。最愛のパートナーを失った野村さんの落胆は計り知れないものでしたが、夫が遺してくれた演劇への情熱を胸に、その後も精力的にドラマや舞台への出演を続けました。