職場でのプレッシャーや突然のトラブルで感情が高ぶった際、その場ですぐに実践できるのが「手」や「腕」に位置するツボです。会議中やPC操作の合間でも自然な仕草で刺激できます。
1. 労宮(ろうきゅう)|手のひらの中央で心の疲労を癒やす
ストレス解消ツボとして手のひらを代表するのが「労宮」です。手を軽く握ったとき、中指と薬指の先端が当たる手のひらのほぼ中心のくぼみに位置します。心痛や過度の緊張を和らげる「心包経」に属しており、精神的な疲労に極めて高い効果を発揮します。
労宮のストレスに対する押し方は、反対側の親指をツボに当て、手の甲側から残りの指で支えながら、ゆっくり息を吐きつつ5秒ほどかけて「痛気持ちいい」強さで押し込みます。3〜5回繰り返すと、手のひらからじんわりと温かさが広がり、心拍が落ち着いてきます。
2. 合谷(ごうこく)|万能ツボでイライラと頭重感を一掃
手の甲側、親指と人差し指の骨が合流する谷間のやや人差し指側にあるのが「合谷」です。古くから「万能のツボ」として知られ、合谷が持つイライラ解消の効果は絶大です。交感神経の過緊張を強力に鎮める作用があり、ストレス性の頭痛、目の疲れ、肩こりの緩和にも役立ちます。人差し指の骨の下に滑り込ませるようにして強めに刺激するのがコツです。
3. 内関(ないかん)|胃のむかつきやパニック気味の緊張を緩和
手首の内側のしわから指幅3本分肘に向かった位置で、2本の太い腱の間にあるのが「内関」です。内関は不安や緊張の緩和に直結する経穴として知られ、プレゼン前の動悸、不安からくる胃のキリキリ感、乗り物酔いなどを抑える定番のポイントです。親指の腹で垂直にじっくり押し込みましょう。