地位も名誉も手に入れた表現者が、なぜ自ら身を滅ぼす薬物に手を染めてしまうのか。その背景には、常に結果を求められる極限のプレッシャーと、特異な業界構造がある。不規則な生活、孤独、プレッシャーから逃れるための「一時的な逃避」として手を出した結果、深刻な依存症に陥るパターンは後を絶たない。
さらに、有名人をターゲットにした悪質な売人の存在も見逃せない。六本木や西麻布の会員制バーを起点とする閉ざされた人脈の中で、警戒心の薄れた著名人に言葉巧みに違法薬物を売りつける手口が巧妙化している。「特別なルートだから絶対にバレない」という甘い囁きを信じた結果、待っているのはキャリアの完全な崩壊である。